いざいざ漢字の国

 

だーじゃーはお!!

どうも、到着早々初めての白酒(bai2jiu3)の度数をナメてかかり早くもミス酔っ払いの名がついてしまったしゃおしん(小馨)こと、北京大学で双学位取得を目指し留学をしている早稲田大学政治経済学部三年のかおりです。

 

 

ITの分野では今や世界最先端を突っ走りつつ、食べ物が美味しくて安くて、かつ日々さまざまなツッコミ所満載のこの大陸のトップ大学に留まりながら、その面白さを発信しないのは実にMOTTAINAIね〜〜

ということになり、先輩たちがやっていたようにみんなでブログを立ち上げました。

 

これからDD留学をしようとしている人、

中国に興味がある人、ない人、

中国語を喋りたい人、英語が出来るからって安心してる人、

中華が好きな人、

等等

いろんな方面に向けてpossibly amusingな情報をみんなで発信して行けたらと思います。

 

まずは北京大学ダブルディグリープログラムと、

私の参加しているキャンパス・アジア・プログラムについてご存知ない方のために簡単に紹介しようと思います。

要らない人は***から***まで飛ばして読んでください!

 

***************プログラム紹介**************

北京大学 DD(ダブルディグリー)留学とは?

 

早稲田大学は日本で唯一、中国及びアジアのトップ大学である【北京大学 国际关系学院】と協定を結んでおり、なんと1年間の留学で早稲田・北京大学 両方から学位を貰える仕組みがあるんです。(哇哦!)

毎年10〜20人の早稲田生が北京に渡り、血の滲むような量の勉強をして(リアル科挙らしいです。わお!)、今まで歴代の先輩方の殆どが見事学位を取得していらっしゃいます。

来週から私たちもいよいよ授業が始まります。

白酒を毎晩飲んで楽しんでいる同学们も、暫くの間は修行僧になる予定です。

 

留学選抜試験は主に

早稲田大学のGPA(低くても通る可能性もあります。しかし高い方が合格後に多額の奨学金を受けられるので、留学を考えている方々は3.5くらいをキープすることをオススメします)

・HSK5級(中国語検定。6級が最高難度)

・中国語/日本語 面接

・中国語 筆記試験 (作文 去年はありませんでした。)

※・英語面接 (キャンパス・アジアプログラムの生徒のみ)

 

ついでに私の参加しているキャンパス・アジアプログラムの紹介を、、、

CAMPUS Asia とは、北京大学(北京)・早稲田大学(東京)・高麗大学(ソウル)の三校が協定を結び、東アジアの平和の為に英語で紛争解決学をjointlyに学ぶプログラムです。

プログラムの内容としては

インテンシブ・プログラム(一年間の語学プログラム、同じ国または学期ごとに異なる二カ国で学ぶことができる)

❷ダブルディグリープログラム(北京大学で一年間、または高麗大学で一年半学ぶ事で学位をえられる)

❸半年プログラム(北京または高麗)

の3つが設けてあり、

これプラス早稲田大学での特設科目12単位を修了することで、キャンパス・アジア修了証が授与されます。毎年夏と冬に三ヶ国のどこかでキャンプが行われ、CA生は無料で参加できるのですが、それが本当に有意義だし楽しい!是非今後もっと盛り上げていきたいです。

私たちの代は記念すべきキャンパス・アジア・ダブルディグリーの第1期生なのですが、「英語が得意で東アジアに興味があれば受けてね〜〜」って触れ込みで受けてみたら(ちなみにテストはすべて英語)受かってしまって、早稲田中のペラペラ華僑や日中ハーフたちと同じスタートラインを切ろうとしていることに足がすくみまくりチャイルドはここです。死ぬ気で頑張ります。

あとキャンパス・アジア学生は往復の渡航代が貰える他、日本学生機構やその他の奨学金の授与がほぼ確約されているので(人によって月6〜10万円くらい貰える人もいます)、経済的な理由で躊躇っているチルドレンにもおススメです。

 

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ということで

初回はみんなにこの北京DD留学を選んだ理由とその背景についてゆるーく聞いてみたいと思います。(個人的にも興味あるし。)

 

私はといえば、

高校時代のアメリカ留学に遡ります。

よく「なんで急に中国???」「第二外国語ドイツ語週四だったのに???」「中国語出来たの?!」

とか、この留学を決めてから死ぬほど聞かれます。

私自身もへんちーぐあい(很奇怪:ふしぎの意)だと思います。

中国には元々血縁も全くないし、友達も居なかったし、家は京都にお墓があったりしてどちらかと言えば保守的な日本人アイデンティティの濃いなかで育って、80年代中国しか知らない両親の考えを疑いなく引き継いでいて、正直にいうとあまり中国およびアジアに目を向けた事は無かったと思います。

 

アメリカの高校に留学をした際に、マイルドに言うと日本人のことが世界で一番好きな訳ではないアジア系の方とあまり分かり合えなかった経験からよりアジア人を嫌厭しがちになってしまいました(いや、わしもアジア人)。それからはずっとアングロサクソンアメリカ人やヨーロッパ留学生ばっかりと仲良くしてました。今思うと本当に恥ずかしい。死にたい。

ところが、そのあと一人の北京人の留学生に出会ったことがターニングポイントでした。

その子と仲良くなり、腹を割ってお互い本当は何を考えているのかぶっちゃけトークしてみた時に、ヨーロッパ人とはいくら仲良くなっても感じたことのなかった、文化的背景や言語の近さで「ずっと喧嘩していたかつての旧友とよりをもどしてホッとしたあの感じ」がしたのです。(伝われ)

 

それから帰国してすぐに受験が待っていたわけですが、

最初のアジア系の方やかつての私のように凝り固まった思考を生み出す要因の大きなものがマスメディアだなぁ〜〜マスメディア変えたろうかな〜〜〜と思ってジャーナリズムの勉強できる早稲田政経を受験し、まぐれで通ってしまって、時間ができたので中国語を習い始め、入学してDD留学をしている先輩に出会ったり恩師に出会ったり紆余曲折を経て、三年経った今、北京大学に来ることができました。(←今ココ!)

 

北京DDの存在は大学に入る前から知っていたし憧れていて、そのためにGPAを死守しながら課外活動・各種バイトと勉強の両立(わらじは履いても二足までだなと思い知りました。四足は人間の履ける量じゃありません。獣!)でたまに鬱になっていたりしてました。まぁ色々色々色々勉強以外の事にも精を出していて、華やかな世界の真ん中にいたりすると一時期はもうそこまでして勉強する意味がわからなくなったり燃え尽き症候群発揮して、遊んでこのまま卒業した方が楽しいのでは???むしろこれ以上大変な思いして頑張る意味とは???と血迷ったりしましたが、色々な人の言葉や機会が一つ一つ繋がって、導かれるようにここに来ていました。今では、過ぎ去った日々の選択の一つ一つに全く後悔をしていません。本当にメンヘラかよ!みたいな発言に付き合って日々支えてくれていた周りの人に感謝しかありません。

 

なので、

このご恩をお返しするようにとかいうとおこがましいことこの上ないので、少なくとも期待をかけてくださっている方々や応援して送り出してくれたみんなの優しさ、過去の自分の頑張りをも裏切らないように、出来ることも出来ないことも、とりあえず尽力する所存です。

 

長くなってしまいました。

 

と、いうことで、

次回は私のランゲージパートナーである遠藤どんが書いてくれます。わくわく。

 

ではではざいちぇん!

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小馨